TLOとは、Technology Licensing Organization(技術移転機関)の略称です。大学の研究者の研究成果を特許化し、それを民間企業等へ技術移転(Technology Licensing)する法人であり、産と学の「仲介役」の役割を果たす組織です。技術移転により新規事業を創出し、それにより得られた収益の一部を新たな研究資金として大学に還元することで、大学の研究の更なる活性化をもたらすという「知的創造サイクル」の原動力として産学連携の中核をなす組織です。

大学における研究者の研究成果を企業へ技術移転し、企業がそれをもとに事業化することで得たロイヤリティなどの収益の一部を大学等に還元し、大学・研究者の研究活動を活性化する、「知的創造サイクル」各大学におけるTLOの設立を政策的に支援する「大学等技術移転促進法(通称:TLO法)」(通産省・文部省提出)が平成10年5月に制定され、8月から施行されました。

主として神奈川県内の国公私立大学の研究成果を企業に橋渡しする技術移転機関(TLO) としてよこはまティーエルオー株式会社が、横浜国立大学、横浜市立大学の教職員や大学 関係者約150名の出資を受け、平成12年12月20日に設立されました。翌13年4月 25日には大学等技術移転促進法に基づき文部科学省と経済産業省から承認を受け、技術移 転活動を積極的に推進しています。

承認TLOは、平成24年10月現在、全国に39機関が設立されています。

設置形態は、大学内にTLO組織があるもの(内部TLO)、大学とは別個に存在するもの(外部TLO)があります。さらに、外部TLOの中には、広域的に複数の大学の研究成果の技術移転を行う広域TLOがあります。

一方、組織形態として、「株式会社」「財団法人」「学内組織」など様々な形態のTLOが存在します。

会員制度

年会費

A会員一口20万円
B会員一口5万円
C会員一口200万円

特許情報の開示

よこはまTLO(株)が出願した発明の概要等の情報を出願後1ヶ月以内にお知らせします。
特許明細書の開示、当該発明に関わる技術説明、サンプル提示等は会員企業のご希望により実費負担で承ります。
発明情報開示後、3ヶ月間を経過するまでは、当該発明等の開示、ライセンスを受ける権利に関する交渉を会員以外とは行いません。

研究情報の提供

研究会、セミナー、シンポジウム等の開催情報、研究室研究施設の紹介及び公開情報

産学連携の共同研究、研究会等の目的で一般的な研究シーズ情報
(会員の希望により技術相談を受け付けます。)

当社の保有する研究情報等
但し、当該情報の性格を勘案し、その提供に条件を付けることがあります。

会員のニーズに合わせた対応

開示した発明情報に興味を持って頂いた会員には、機密保持契約の締結を前提に詳細な情報の開示に応じます。
この場合に会員からの希望があれば、実費負担により発明者による技術説明を行い、周辺特許提案のチャンスを受けることも可能です。